PLASTIC Ver.7
94/1446

○○○○○○○○○○○○○○−○TiCN 炭窒化チタンTiN 窒化チタンCrN 窒化クロムDLC Diamond Like Carbon物理蒸着法(PVD)2700(1800)4002400(1600)4002000(1400)7002〜32〜32〜42〜440000.60.60.53000.192http://www.punch-pnet.com/punch/SKD61SKH40SKH51パンチ工業では、プラスチック金型用部品へのコーティング処理として、物理蒸着法(PVD)によるTiCN(炭窒化チタン)、TiN(窒化チタン)、CrN(窒化クロム)、DLC(Diamond Like Carbon)を用意しております。物理蒸着法(PVD)は、成膜処理温度が低く、高温焼戻しされた母材の硬さと精密に加工された形状が処理後も変化しないという特長があります。これより、μm単位の寸法精度が要求される金型用部品の寸法を損なわず、ご期待通りの効果を提供することが可能となります。TiCN(炭窒化チタン)TiC(炭化チタン)とTiN(窒化チタン)の良い点を複合したコーティングで、TiCの硬さとTiNの靭性という相反する特性をバランスよく持ち合わせています。特性値を決めるのは炭素と窒素の比率で、当社においてはプラスチック金型用部品に適した条件設定で、かなり高い応力にも耐えられる仕様となっております。TiN(窒化チタン)物理蒸着法(PVD)での一般的なコーティング。高い靭性と、TiCN(炭窒化チタン)には劣るものの高い硬度が得られます。また、摺動に対する耐久性も比較的良好です。 適用材質は、高温焼戻し材であれば上記以外の材質も対応可能です。 膜硬度は膜単体の硬さです。ビッカース硬さ試験(測定荷重 50g)で製品を測定した場合、母材硬度を拾うためカッコ内の硬さが目安となります。→目安として評価が可能な膜種:TiCN(炭窒化チタン)、TiN(窒化チタン)、CrN(窒化クロム) 化学蒸着法(CVD)での膜種(TiC炭化チタンなど)も対応可能ですが、成膜処理温度が高く寸法維持が難しいため、ご注文いただく場合は仕様の打合せが必要となります。詳細は右ページ下欄をご覧下さい。色調:ダークグレー色調:ゴールド皮膜形成法膜種パンチネット表1 対応可能なコーティング膜の基本特性と適用材質膜厚膜硬度【HV】【μm】耐熱温度【℃】摩擦係数適用材質(粉末ハイス)超硬特注対応可能なコーティング膜の種類と基本特性物理蒸着法(PVD)による、当社が扱う膜種の基本特性、および当社が扱う主な適用材質を表1にまとめます。各膜種の特徴について特注コーティング処理について

元のページ  ../index.html#94

このブックを見る