PLASTIC Ver.7
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特注製作品特注電鋳品の製作▲電鋳とは▲電鋳品の特長0 ▲長所と短所)m/gm(量耗摩比(55〜60HRC)0.01〜0.20.050.040.030.020.01SKH51(62〜63HRC)(63〜65HRC)61私たちは環境にやさしい商品をお届けします。●マスターに電気メッキと同じ方法で金属を電着させた後に、析出金属をマスターから剥離して、マスター表面と凹凸が反対の製品を得ることです。●マスターの材質には、加工性により真鍮やアルミニウムが使用されます。●電着金属そのものが製品となるため、電着金属の物理的、機械的性質が極めて重要になります。●マスターに対する電解析出層の寸法誤差が極端に小さく、ミクロンオーダの測定器では到底計測できないほどです。●比類のない優れた転写精度で、マスター表面の光沢、ヘヤーライン等極めて微細状態を完璧に転写できる特性があります。●凹部の機械加工は不可能でも、凸型の加工は容易であるということから従来は製作できなかったキャビティが容易に作り出せるようになり、金型製作分野では無視できない地位を確立しています。●硬度も内面を高硬度に、外面は機械加工を容易にするため低硬度にする組み合わせも可能です。●長所 ①マスターの精密な模様や鏡面を凹凸は逆になるが忠実に転写する。 ●短所 ①通電する電気量に比例して厚みがつくので厚いものを得るには時間を要す。 ②一般の機械加工では難しい薄い製品から相当厚い製品や、複雑で精密な表面ができる。②形状にもよるが、1mmの析出層を作るのに約1日かかり、マスターの製作日数も必要。ガラス球との摩耗試験マスター(母型)マスターに電着させた状態電鋳品一般的に真鍮がほとんどですが、マスターが抜けない形状(例:ウォームギア等)の場合はアルミニウムを使用して、溶剤でマスターを溶かします。純ニッケルは硬度が低く(15HRC前後)、ニッケル電鋳では硬度を高くする方法として、①ニッケル・コバルトに特殊添加剤を加えて電析させる。(63〜65HRC)…スーパーハード(業界初。特許出願中)高速度工具鋼(SKH51)より高硬度で耐摩耗性に優れ、鏡面仕上げの特長を生かして、ゲートブシュではゲート最小径0.3、先端径最小1.5まで製作可能でコネクタ関係等に最適です。②ニッケル・コバルト合金を電析させる。(55〜60HRC)③ニッケルに硬化剤を加えて電析させる。(40〜45HRC)等があります。ニッケル電鋳にもこのように種類があります。電鋳状態マスター(真鍮)離型状態0.03885ニッケル・コバルト合金外形機械加工製品荷重:5N速度:100mm/s距離:200m0.002250.00145ニッケル・コバルトに特殊添加剤(スーパーハード)

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